正しい髪の洗い方|美髪を育てる基本ステップ

シャンプーは「自己流でなんとなくやってる」と、正しい髪の洗い方を意外と知らない人も多いのではないでしょうか。

実は、毎日の「髪の洗い方」健康で美しい髪をつくる大きなカギを握っています。

この記事では、正しい髪の洗い方と注意点・ポイントを分かりやすくご紹介します。

自己流になりがちなシャンプーやトリートメントの工程も、正しい順番とやり方を意識することで、髪はグンときれいになります。

ぜひ参考にして、毎日の習慣に取り入れてみてくださいね。

はじめに…シャンプーは髪ではなく頭皮の洗浄が目的

シャンプーは、「髪の汚れ」というより「頭皮の汚れ」を洗い流すことが目的です。

髪につく汚れ(ほこりや花粉、化学物質など)は流水だけでも洗い流せますが、頭皮の汚れ(皮脂によるもの)はシャンプーを使わなければ洗い流せません。

シャンプーは頭皮を清潔に保つために必要であり、間違った認識で髪を洗うと、頭皮を十分に洗浄できず頭皮トラブル(かゆみや赤み、フケ)の原因となります。

また、毛穴に炎症が起こると髪の成長にまで問題が起こる可能性があります。

このような問題を防ぐためにも、シャンプーの目的と正しい洗髪方法を確認しておきましょう。

【正しい髪の洗い方】

◆ まずはブラッシングで下準備

[目的]

髪の絡まりを解き、ホコリや細かい汚れを取る

[方法]

力を入れず毛の流れに沿って少しずつとく

[注意点]

髪を濡らす前に行う(髪は濡れた状態では絡まりやすい)

1.予洗い(お湯だけで洗う)

[目的]

髪と頭皮の汚れやほこり、スタイリング剤を落とす

髪の汚れの9割は予洗いで落ちる

[方法]

ぬるま湯(38℃前後)で優しく丁寧に洗い流す

→ゴシゴシとこすると髪や頭皮にダメージ

[注意点]

熱すぎるお湯はNG!

→頭皮の皮脂を流しすぎて乾燥やダメージの原因に

2.シャンプー

[使う量]

ミディアムで1〜2プッシュ(適量)

[泡立て]

手のひらや泡立てネットでよく泡立ててから髪へ

→液をそのまま頭皮につけると、洗浄力が強すぎて乾燥の原因に

[洗い方]

指の腹で頭皮をマッサージするように洗う(爪は立てない)

髪ではなく「頭皮を洗う」のがポイント

[すすぎ]

泡が残らないようしっかり流す

→泡が残った状態だとパサつきや雑菌の繁殖、かゆみなどの頭皮トラブルの原因に。

前髪の生え際や耳の後ろなど、洗い残しやすい部分は重点的に洗う

[注意点]

髪同士を強くこすり合わせるのはNG

→濡れた髪はキューティクルが開いているため、こすり合わせると髪の成分が流出し、パサつきや切れ毛、枝毛などの原因になります。

3.トリートメント

[目的]

髪の内部に栄養を届け、補修する

[塗布範囲]

髪の中間〜毛先のみ(頭皮につけない

→頭皮につくと毛穴のつまりやベタつきの原因に

[時間]

商品により1〜5分程度置くと浸透力アップ

[すすぎ]

完全にぬめりが取れる程度に流す     

※商品によりどの程度すすぐかは異なる為、使用方法に従う

[効果を最大限発揮させるためのポイント]

荒めのクシでとかすと1本1本がさらさらになり、絡まりにくくなりますよ。

クシでとかした後に、優しく手で1~2分髪を揉みこんであげるとさらに浸透します。

4.リンス or コンディショナー

※必要な場合のみ

[目的]

髪の表面をコーティングし、手触りや指通りをよくする

[使用範囲]

トリートメントと同様に中間〜毛先のみ

[時間]

1分程度でOK

[すすぎ]

しっかり流す(残すとベタつきの原因になるため)

【正しい髪の洗い方 1~4までの図解】

【+α ドライヤーまでのポイント】

タオルドライ

[目的]

髪の水滴を取り除き、ドライヤー時間を短縮する      

ドライヤーの熱は髪と頭皮にダメージを与えるため、入念にタオルドライをする

[方法]

ゴシゴシ拭かず、タオルで優しく押さえるように水分を取る

[注意点]

キューティクルが開いた状態での摩擦は、パサつきや枝毛などの原因に。     

柔らかいタオルで髪をはさんで水滴を優しく取り除きましょう

アウトバストリートメント

アウトバストリートメントとはシャンプーやコンディショナーの後、タオルで軽く乾かした髪に使用する洗い流さないタイプのトリートメントです。

髪にツヤと手触りを向上させる効果が高いため、スタイリング時や外出前のケアとしても重宝します。

忙しい朝や時間のない時でも手軽に使用できるので、日常生活に無理なく取り入れやすいのが魅力です。

[目的]

髪の表面を保護し、紫外線ドライヤー、アイロンによる熱ダメージを軽減

[方法]

毛先からつける

[ポイント]

スタイリング向けのアイテムは、さらさらタイプ、しっとりタイプなど、理想の仕上がりに合わせて選ぶことで、髪をケアしながら求める質感に近づけることも可能です

ドライヤー

[順番]

根元 → 中間 → 毛先

[距離]

髪から20cm以上離して、風を左右に振りながら乾かす

[仕上げ]

最後は冷風でキューティクルを引き締めると◎

★ まとめ:正しい洗い方で髪はもっときれいになる!

シャンプーやトリートメントは、ただ使うだけでなく“正しい順番・使い方”が大切

毎日のケアを丁寧にすることで、髪のコンディションは確実に変わっていきます。

ぜひこの記事を参考に、今日から美髪ケアを始めてみてくださいね。

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